「リョービプレミアム17書体パック」をWindows2000で使用する方法

Windows2000上での問題点

かつて、ダイナラブ・ジャパン鰍ゥら発売されていたフォント「DynaFont RYOBIプレミアム17書体パック TrueType for Windows」ですが、Windows2000にインストールして使用すると、全角中点「・」(シフトJISコード0x8145)の文字が表示されません。この製品のサポートは既にダイナラブ・ジャパン鰍ゥらリョービイマジクス鰍ノ移管されているので(つまり発売元は既にサポートを終了している)、この問題についてリョービイマジクス鰍ノ問い合わせてみたところ、「Windows2000 に対応しておりません」とあっさりした回答。むむむ。

仕方ないので、自分で原因と解決策を探ってみました。このリョービフォントですが、フォントの文字コードマップがShiftJISで格納されており、この文字コードマップが原因でWindows2000でうまく読み込めない文字があるみたいです。そこでこの文字コードマップをUnicodeにコンバートするツール TTCONV.EXE を作成してみました。このツールでフォントファイルをコンバートしてからWindows2000にインストールすれば、全角中点「・」が使えるようになります

ダウンロード [ TTCONV.EXE ]

コンバートツール TTCONV.EXE の使い方

  1. Windows2000に既に問題のフォント(RF〜)がインストールしてある場合は、「コントロールパネル」の「フォント」から問題のフォントを削除しておいてください。
  2. ハードディスク上に新しくフォルダを作成し、その中に TTCONV.EXE をダウンロード、保存してください。ハードディスクには十分な空き容量が必要です
  3. 「リョービプレミアム17書体パック」CDからコンバートしたいフォントファイル(RF〜.TTC)をドラッグし、先程ダウンロードした TTCONV.EXE にドロップしてください。TTCONV.EXE と同じフォルダにコンバート済みフォントファイルが生成されます。フォントファイルは複数いっぺんにドラッグしても構いません。複数いっぺんにコンバートします。
  4. 「コントロールパネル」の「フォント」から「ファイル」−「新しいフォントのインストール」を実行し、先程のコンバートされたフォントファイルが格納されたフォルダを指定してください。

TTCONV.EXE の注意点

コンバート後のフォントファイルは若干ファイルサイズが大きくなります。

TTCONV.EXE はShiftJIS TrueTypeフォントファイルをUnicode TrueTypeフォントファイルにコンバートする汎用ツールです。ShiftJIS文字コードマップを持たないTrueTypeフォントは、コンバートの対象になりません(コンバートしようとしてもはじかれます)。現在のところ、動作確認がとれているフォントファイルは、「リョービプレミアム17書体パック」CD内の次のフォントファイルです。これ以外のフォントファイルはうまくコンバートできる保証はありません(〜.TTFフォントは必要ないとは思いますが一応コンバートできるようになっています)。

[win31フォルダ内]
RFGTB.TTF RFGTE.TTF RFGTM.TTF RFHGB.TTF RFHGM.TTF RFHMB.TTF RFHME.TTF RFHML.TTF RFHMM.TTF RFNGB.TTF RFNGU.TTF RFNMB.TTF RFNMU.TTF RFSRB.TTF RFSRE.TTF RFSRL.TTF RFSRM.TTF

[win95フォルダ内]
RFGTB.TTC RFGTE.TTC RFGTM.TTC RFHGB.TTC RFHGM.TTC RFHMB.TTC RFHME.TTC RFHML.TTC RFHMM.TTC RFNGB.TTC RFNGU.TTC RFNMB.TTC RFNMU.TTC RFSRB.TTC RFSRE.TTC RFSRL.TTC RFSRM.TTC

ソースファイル

[ TTCONVSRC.ZIP ]

疑問点等ありましたら、 mpuusan@mail.goo.ne.jp まで。

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